Xシリーズ:最高の性能と安全性

 
BremboのXシリーズは、Brembo Xtraドリルドディスクと、ブレーキ面の溝が特徴の、スロット付きブレーキディスクとも呼ばれるBrembo Max、そしてXtraブレーキパッドで構成されています。
 
ブレーキ面に施された穴と溝は、以下に影響を与えることにより、ブレーキシステムの性能を大幅に向上させます。
  • グリップの向上
  • 摩擦材のクリーニングと更新が確実
  • 水の分散
  • ガスの放散
  • ブレーキシステムの冷却率の向上
 
XtraディスクとMaxディスク、対応するXtraパッド付き 
 

ブレーキ面の穴と溝の利点

 
ブレーキディスクに穴と溝(スロットとも呼ばれる)があることで、グリップが向上し、ブレーキシステムのレスポンスがはるかに速く、効果的になり、摩擦係数もさらに高くなります。

ドリルドディスクディスクやスロット付きディスクを使用するもう一つの重要な利点は、ブレーキパッドの摩擦材のクリーニングと継続的な更新です。穴と溝は、ブレーキパッドの表面に付着した有害な物質を取り除く「掻き取り」効果を生み出します。

また、穴は、ウェットコンディションでの走行時にブレーキ面に形成される水の膜を壊すのにも役立ちます。具体的には、ブレーキディスクには外側を向いた溝があり、ブレーキディスクの表面に存在する可能性のある水分を効果的に分散させます。

穴と溝は水を分散させるだけでなく、パッドとディスクの表面の間に高温で形成されるガスを、より良く放散させます。これらのガスは、ディスクとパッドの間の摩擦係数を低下させるフェードを引き起こし、その結果、ブレーキ効率が低下する恐れがあります。
 
さらに、穴や溝があることで、ディスクとパッドの放熱能力が向上し、ブレーキシステム全体の性能が向上します。
 

BRM X L01のXtraブレーキパッド

 
ドリルドディスクやスロットディスクは、ブレーキパッドの摩耗を増加させる可能性があるため、BRM X L01コンパウンドで作られたBremboのXtraブレーキパッドなど、専用に開発されたブレーキパッドを使用することを強くお勧めします。この素材は30種類以上の異なる成分で構成されており、Bremboはプレミアムスポーツカーだけでなく、スポーツドライビングファンのニーズに応えるためにミッドレンジカーでのテストも行い、成功しました。このコンパウンドは、あらゆる走行条件下でより高い摩擦係数の安定性を保証し、ブレーキ面におけるホットスポットの形成を防ぎ、ひいては振動を回避します。さらに、ドライバーのブレーキフィーリングも向上し、ドライビングの精度を最大限に高めます。さらに、BRM X L01を使用すると、走行距離が長くなり、摩耗が均一になり、ダストが減り、リムがきれいになります。
 

ECE R 90型認証の設計と製造

 
ドリルドディスクとスロットディスクの設計と生産段階は、強度、性能、耐久性、そして何よりも安全性の面で最大の信頼性を確保するために、最も厳しい要件を満たす必要があります。

設計段階では、すべての穴や溝の数、大きさ、形状、位置を調査する必要があり、機械加工工程では、自動車メーカーが期待する安全性と強度の要件をすべて同等に満たしながら、常にあらゆる走行条件で最高の性能を発揮できるよう、動力学的なベンチテストと路上テストを行う必要があります。このため、XtraとMaxのブレーキディスクとXtraブレーキパッドの全製品は、ECE R 90の型式認証を受けています。
 
このような特殊なディスクのために特別に設計され、テストされたブレーキパッドを使用することが推奨されるのと同様に、ドリルドディスクやスロットディスクの設計と製造において実績のあるブランドを常に選ぶことをお勧めします。

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