役に立つアドバイスと指示

簡単なチェックでディスクの状態を確認してみましょう。
取り外したパッドとブレーキディスクは重要な情報源となります。1つもしくは複数のコンポーネント(キャリパー、パッド、ベアリング)について動作不良を特定するには、ブレーキ面の状態、そして外観を詳しく調べることがつねに重要です。いかなる問題もコンポーネントを交換する前に特定しておく必要があります。
ブレーキディスクはいつ取り替えれば良いか?
  • ディスクの厚さが、自動車メーカーの指定する最小厚さ以下であることが分かった場合。
  • 深い円形の引っかき傷や径方向のクラックを発見した場合。
  • ディスク面に黒い斑点や青い点が見られた場合。
  • 点検によってブレーキ面の微妙な変形が明らかになった場合。
Brembo製ブレーキディスクのメンテナンス
慣らし走行
交換をしたら、パッドやディスクの状態を路上走行によってテストする必要があります。
約300kmの慣らし走行を実施し、通常走行時と制動時におけるブレーキの振動および異音をチェックすることが不可欠です。
 
ブレーキングは車両を効果的に減速させるものであると同時に短時間の操作でなければなりません。また、ディスクとパッドの適切なアラインメントを可能にするため、ブレーキ操作はゆっくりと行なう必要があります。
 
極端に鋭いまたは激しいブレーキングは、パッドやディスクの摩擦材をオーバーヒートさせてしまう可能性があるため、最終的にはブレーキ本来の性能を損ねてしまうことが考えられます。

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